人迎と合谷
第9回
人迎と合谷
松本 岐子
鍼灸界の風雲児であるキャプテン岐子が
風門からの風を受けて尿(いばり)川を航行。
その先には宝物が隠された光の渦が!
人迎と合谷
人迎について 「鍼灸治療基礎学」 代田文誌 S54 7刷より
「主治」
刺鍼(深さ1~1.5cm)すると、喘息、急性関節リウマチ、高血圧症、骨髄炎、痛風、脱疽などに著効がある。その他神経性心悸亢進症、狭心症、胃痙攣、胆石疝痛、妊娠嘔吐、頭痛、眩暈、結節性紅斑などにも効く。ただし必ず仰臥位にて刺鍼すること。
私にとって人迎穴は、第4頸椎(以下C4)の異常に使用する。しかし洞刺ではなく胸鎖乳突筋の前、30~45度の角度で刺鍼する。
C4の異常は、首のこりや痛い人にはほぼ全員に出現する。
首に4本の指を当て、顎を挙げる。中指あたりがその動作により、凹みを感じる。そこに指を当ててから、首を元の位置に戻してから軽く押すと圧痛が出現する。
首の痛みは確実に変わる。一つ下のC5も確認すること。C5に圧痛がある場合、天窓を使用する。
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