脾臓処置

第6回
脾臓処置

松本 岐子

鍼灸界の風雲児であるキャプテン岐子が
風門からの風を受けて尿(いばり)川を航行。
その先には宝物が隠された光の渦が!

はじめに

突然ですが、皆様に質問です。
「五臓六腑の中で、最も重要な臓器はどれだと思いますか?」
と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
大抵は「心臓」や「肺」、「腎臓」と答えるのではないでしょうか。なぜなら、これらの臓器を患うと、心不全、腎不全、呼吸不全といった命に関わるケースが多いからと言えます。ちなみに死因の原因で一番多いのは悪性腫瘍です。胃がん、肝臓がん、胆嚢がん、大腸がんと心臓、腎臓、肺以外でも死に至る。ところが「脾臓」という臓器が一向に出てこないのが不思議でならない。実は、心臓の病気や肺炎で亡くなる人と比べて、脾臓を摘出した人の死亡率が2倍多いということは以外と知られていない。
では、脾臓とは一体どういう働きをしているか覚えているでしょうか?鍼灸学校を卒業したばかりの先生に聞いてみたところ、「赤血球を壊す」「血液を貯蔵」が一般的に聞かれる。さらに考えてもらうと、「免疫に関係」という答えが返ってくる。実は覚えたはずなのに忘れられているのが、脾臓は感染時に細菌やウイルスと戦う免疫の仕組みと関係しているということです。

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