HANZAKIミニ症例[エラヒレ]
●コラム HANZAKI● 第11回
1、HANZAKIミニ症例[エラヒレ]
①
50才男性。甲状腺オペ専門の外科医。
去年の11月に右50肩と左腰痛発症して来院。今はメンテナンスで来院。
某日、背部所見で右肩甲骨が少し下がっていることに気づき、右T3-5のカダと兪穴の間に圧痛。中枢と懸枢の右カダに小石のような硬結があり圧痛強。
右肩中兪からヘイ風に向けて刺すと半減。右天窓から扶突に向け刺針すると、圧痛と硬結が消失。肩甲骨の位置左右そろったよう。
カルテを見返すと既往歴に鎖骨骨折!
聞くと高校生の時に「左」を骨折し、
clavicle bandで固定のみとのこと。今でもX線撮ると、左が上がっているとのこと。この方の場合、鎖骨の固定による鎖骨上下のアンバランスが右側の副神経に影響したのではと思われた。
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