マド治療

●コラム HANZAKI● 第10回

⑴パーキンソン病の歩行障害を『マド治療』にて大幅に改善

岐子先生のマド治療が6月号の動画で発表され、7月号と8月号で症例と記事が出ました。
所見の特徴が右胸鎖乳突筋がガチガチに硬い、特に扶突あたりが、ふくらんでいると言うことでした。従来のSCMを緩める方法ではあまり改善せず、症状も取れなかったのですが、岐子先生は胸鎖乳突筋にある天牖、天窓というツボの牖と窓が両方ともマドの意味を持つことを思い出しました。調べて見ると前者は明かりとり、後者は空気を通すものであることがわかり、天が首から上すなわち頭のことなので、天牖と天窓が、頭に光と酸素を供給してくれるツボなのではと閃きました。天牖は長野先生が扁桃のツボとされたところですが、その一寸下の東風という奇穴を扁桃の補助穴とされていたので、風邪が入りこむのを防ぐツボとしてそれも加え、天牖・東風・天窓の3点を固い胸鎖乳突筋の裏側に滑らすように刺針した結果、胸鎖乳突筋が驚くほど緩み、足の症状も改善したという素晴らしい症例です。
良い状態が現在も続いていることが確認されています。
振戦などは足のようには改善されていないようですが、歩行というQOLが大きく改善することは患者にとって大きな喜びとなるものです。
発症からの期間や服薬期間などによって効果がどうなのかはわからないですが、読者にも機会がありましたら是非ためしていただければと思います。

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