セミナー解説回

●コラム HANZAKI●  第7回

1/23(日)に岐子先生のzoomセミナーの前半の部が開催されました(後半は2/27予定)。去年の11月に録画されたモデルの治療の動画と岐子先生との質疑応答という構成ですが、今回は動画中の岐子先生のお話の主なものの日本語訳資料が添付されたので予習復習にかなり効果的であったのではないでしょうか。
このコラムを読んでいただいている会員の皆様のほとんどが視聴されているでしょうし、解説の必要もないかと思いますが、いくつかポイントについてお話ししたいと思います。

①瘈脈と顱息

両症例とも瘈脈と顱息という「ヘラ治療」が治療のキーポイントとなっています。ヘラ治療については本サイトの11月号の岐子先生の記事や動画およびコラムで詳しく解説されていますので、是非参照していただきたいとおもいます。
85歳の女性のモデルの主訴は、左腕の電撃痛でした。
「電撃」はその発作性において「痙攣」にも繋がり、痙攣を適応とするヘラ治療が所見を改善していきます。所見確認時の圧痛に飛び上がるように反応していることにも注目しています。異常な緊張もヘラ治療に関係していきます。
患者は60年来の瞑想の実践者であるようですが、思いがけない電撃痛の発症のため敏感になっているようで、岐子先生のアプローチに満足していると言っていたのは、身体が発している信号を予想しながら寄り添うように治療していき、圧痛が改善していく岐子先生の治療に納得がいっているのだと思われました。

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