丹田

●コラム HANZAKI●  第五回

今回の岐論は「丹田と魂魄について」

丹田の考察です。

「丹田を鍛える」
「丹田呼吸」
「丹田は元気の源」
などと言われ、丹田は養生法や健康法で良く出てくる言葉です。
臍下丹田というように、下腹部に「丹の田んぼ」があるわけで、丹=元気?と考えるわけですが、岐論にもあるように、もともと丹とは赤い硫化水銀の鉱物のことで、丹砂(たんしゃ)とも言われます。あるいは現在の中国の湖南省付近に、隋の時代から今世紀初頭まで辰州と呼ばれる州があり、そこで多く産出したので、辰砂(しんしゃ)とも言われるそうです。
硫化水銀を高温で加熱すると水銀が遊離しますが、水銀は古代中国において不老不死のための薬の主原料でもあり、その薬も丹と呼ばれました。
その丹を作ることを煉丹術と言います。道教とはもともとこの煉丹術を中心に不老不死を究極の理想とするものでした。
ではなぜ水銀が不老不死の薬となったのか。

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