ヒレ治療

第13回
ヒレ治療

~天敵から逃げれない症候群とは~

松本 岐子

鍼灸界の風雲児であるキャプテン岐子が
風門からの風を受けて尿(いばり)川を航行。
その先には宝物が隠された光の渦が

僧帽筋<上肢を脊柱に繋ぐ筋(Trapezius)>

医療系の国家試験を受験する学生なら当たり前のように知っていることではあるが、鍼灸師になって、筋肉は覚えていても支配神経までは忘れている人もいるかもしれないと思い、あえてこの部分から今回のテーマに入りたいと思います。
僧帽筋の支配神経は、頚神経叢と副神経(Accessary Nerve)である。副神経は、第11脳神経で純運動性の神経である。副神経は、胸鎖乳突筋と僧帽筋に分布する。全身の筋肉で、この2つの筋肉のみが脳神経に直接支配されている。
「なぜか?」、そんなことを考えた鍼灸師はどれだけいるだろうか。そんなことを、ここであえて考察したいと思う。副神経は魚のエラ器官である鰓弓に由来する鰓弓神経であり、副神経が支配する胸鎖乳突筋と僧帽筋は、ヒトにおいても労作時の呼吸補助筋である。僧帽筋はさらに上肢帯のサポートに重要であることから、ヒレと形容してもいいでしょう。

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