秉風

第10回
秉風

松本 岐子

鍼灸界の風雲児であるキャプテン岐子が
風門からの風を受けて尿(いばり)川を航行。
その先には宝物が隠された光の渦が!

秉風穴

「最近、多くない?腰痛、L4-L5、L5-S1タイプ、だからほら、脊椎が異常な人。」
私の経験上、アメリカではとても多い、当然、日本でも多いのではないでしょうか。
次に多いのが仙腸関節の歪みや異常ではないでしょうか。

このタイプには陽陵泉に刺鍼していたが、効果がイマイチ悪かったりして、これ一穴に頼るのもいかがなものかと。肩甲骨周囲を探っていたら、見つけちゃいました。
そのツボとは「秉風穴」。もともと肩甲骨内縁の圧痛を取るとき、そこから下にすうーっと下がって指が止まるところ、「腰眼穴」あたりに刺鍼して肩甲骨内縁の圧痛を取っていました。そのことから、仙腸関節と肩甲骨が何らかの関係があるのでは、と図を見ていたら何とも2つの骨が似ているように思えてきてならない。その証拠に肩甲棘をすうーっと内側に上がっていくと、ボコッとした凹みにぶつかる。つまり肩甲切痕である。この肩甲切痕のところにあるのが「秉風穴」である。大抵、腰が痛い、仙腸関節が痛いというこの肩甲骨の形と腸骨の形が似ていることから、お互い治し合うのではないかと追求していて、仙腸関節痛い人に、秉風を肩甲棘に向けて45度の角度で5秒くらい押さえて圧痛消えたらOKです。

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